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深刻化する鹿の問題とは

高知県でも野生鹿の食害は大きな問題となっています。
現在高知県内に生息する鹿は推計約10万頭。適正生息数とされる9200頭の10倍以上に達し、さらに出産で毎年2割増えるといいます。
今は人が積極的に関わり、環境に適した個体数にまで戻し、自然生態系への影響を軽減することが急務という現状です。
2013年度に高知県で捕獲された鹿は15,845頭でした。

2013年10月5日(土)公開シンポジウム「ニホンジカ問題の現状と対策の今後」に参加し、まとめました。

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ニホンジカ(以下鹿)は、現在、九州から北海道までの国土の約40%に生息しています。鹿は生息環境や採食植物についての適応能力が非常に高く、豪雪地帯を除くほとんどの平野〜山地に生息できます。

食性の幅が広く、新たな食物を開拓する能力が非常に高いこと、群れで生活し集中的な採食を行うことや、ナワバリを持たない社会構造も環境に大きなインパクトを与える原因です。

農林業への被害に加え、
鹿は植生基盤の土壌も含めて、その地域の森林生態系の質を大きく変えてしまう可能性があります。そして食害により地域的に絶滅する植物もあり、このまま放置すると生態系の回復ができなくなる恐れがでてきています。

鹿の食害

自然植生への影響〜生態系全体への影響について

  • 鹿の増加に伴って、まず草本植物や低木に影響が表れ、増加に気づいた時にはすでに多くの植物が絶滅していたという場合も多い。
  • 高木性の若木も対象となるので、食害により新たな若木が森林に供給されない状況が生まれ、森林の高齢化が進み、森林構造が大きく変化していく。
  • ササ類は高山に生育し、鳥類の生育・繁殖環境として、また中・大型哺乳動物が身を隠す場所としても重要。ササ類の根茎は土壌表面を保持するだけでなく、有機物に富んだ土壌を生成する基盤作りの役目も。ササ類が消失することは影響が多方面にあらわれることに。
  • 急傾斜の場所は土壌が安定しにくいため、鹿が土壌を保持している植物を食べつくしてしまった場合、土壌流出や崖崩れが起こる。このような現象は各地で発生しつつあり、国土保全上の問題も危惧されている。
  • 樹木に対する樹皮剥ぎも深刻。水源林での剥皮による枯死で森林が退行したり、水源涵養機能が低下。また林業へも甚大な被害。
  • 高山植物や希少植物への被害。
  • 国立・国定公園などの保全対象地域の約3分の2で、鹿による深刻な植生の衰退が確認されている。
  • 食害だけでなく、高密度で増えた鹿の排せつ物による水質汚染や土壌菌類相の変化など、土壌の質に影響を与えている可能性も。
鹿の食害

増えた原因について

  • 戦後の大規模拡大造林に伴い、若齢造林地は本来鹿の生息適地ではなかった奥山に広大な餌場を作り出した。
  • 1980年前後から、成長した壮齢林は下草のない食物の乏しい森林となり、増え続けた鹿は、中山間地帯の集落・農耕地、天然林へと分布拡大をするようになった。
  • オオカミ(捕食者)の絶滅
  • 高い妊娠率(年増加率15〜20%)
  • 厳冬・大雪が幼獣の重要な死亡要因だが、温暖化による暖冬の影響で生存個体が増えた。
  • 捕獲禁止期間を設けたこと(高知では1976年から10年間)
  • 過疎化・高齢化による人間活動の低下
  • ハンター人口の減少
  • 肉の利用価値の問題による狩猟圧の低下

現在の対策について


農林業被害だけでなく、生態系、生物多様性の保全の観点からも、適切な個体数管理の実施が重要課題とされている。
被害軽減のためにはまず個体数削除が必須。 しかし、個体数管理を担ってきた狩猟者は減少の一途を辿っており、新たな捕獲技術の開発と適性密度への管理体制の構築が急務となっている。 捕獲の効果がなかなか現れない現時点では、多様性豊かな森林を守るために、防護柵などの防除も実施されているが、根本的な解決には至っていない。
スギやヒノキの苗木や成木の樹皮が食害を受けたり、ツノ研ぎをする習性のために幹の皮が剥げて樹木が枯死するなど、深刻な林業被害がもたらされています。

公開シンポジウム要旨集「ニホンジカ問題の現状と対策の今後」全文


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